(会見に出席した大仁田と高木。両者はかつて有刺鉄線マッチで対戦、そこに恩義を感じている高木が個人で協力を申し出たという)

 全国高等学校野球選手権大会の興奮も冷めやらぬ中、プロレス界でも「甲子園」の熱闘が繰り広げられることになった。

 9月9日の会見で開催が発表されたのは、その名も『爆破甲子園2019』(11月17日、鶴見青果市場)。文字通り、爆破マッチの甲子園というわけだ。

 会見に出席したのは、大仁田厚とDDTの“大社長”高木三四郎。大会はコラボプロデュースという形で開催、また2人とも試合にも出場するという。大仁田、高木ともに出場した8月26日の『TAKAYAMANIA EMPIRE 2』後楽園ホール大会の翌日、偶然会ったことがことの発端だ。

「久しぶりにじっくり話をさせていただいて、そこで次世代の若い電流爆破レスラー(の発掘、育成)を、となりました」(高木)

 メールで募集するという新世代の爆破レスラーは、球児ならぬ「爆児」と呼ばれるとのこと。大仁田曰く、甲子園というネーミングには、他のスポーツと同様に「純粋な気持ちで爆破をやる」というテーマも込められているそうだ。

「力道山は相撲、(ジャイアント)馬場さんは野球をやめてプロレスで開花した。爆破で開花する才能もあるんじゃないか」と大仁田。一方の高木は「挫折したことがあるというのがポイントの一つになるかもしれない。うだつの上がらないレスラー人生を送ってきた選手でも、情熱があれば」と話す。

 会見では、大仁田から「対談したことがある卓球の水谷隼選手もプロレスファン。ハードコアが好きということなので来てほしい」というラブコールも。基本的には若い選手のための大会だが“敗者復活”といった意味合いも出てきそうだ。詳細に関しては未定だが、たとえば4人トーナメントを行ない、その優勝者がメインの爆破マッチに出場するといった形も考えているという。単に爆破マッチを行なうのではなく、生き残りのドラマも見所となってきそうだ。

「男女の垣根もない」(大仁田)というだけに、誰が応募するのかという段階から興味が尽きない『爆破甲子園』だが、大仁田にはさらなるプランもある。日本で「電流爆破」を商標登録申請中の大仁田は、世界知的所有権機関WIPOにも申請予定。世界120カ国で爆破マッチを開催したいという。

 特に大仁田が意欲を燃やすのが、アフリカでの試合だ。

「コンゴにもプロレスがあるんですよ。自宅から(選手が)出てきたりして。呪術師も出てくるから黒魔術をかけられて爆破とか」

 7度目の引退から「ボランティアレスラー」として復帰し、もう1年になる。10月で62歳。しかし大仁田のエネルギーは、衰え知らずだ。

(C)AbemaTV

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