16日に開催される『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』の58キロ以下級トーナメント決勝で“神童”那須川天心と対決する志朗が心境を吐露。「トーナメントの決勝で(天心)とぶつかるというのは、誰も否定できないこと」と、自らの力で那須川との対戦の機会を得たと語る志朗は「自分の手でつかみ取ったので、運命を感じます」と強い決意を明かした。
決勝戦に向け、志朗は那須川の試合の動画を毎日3~4時間は観ているという。「彼を調べつくして丸裸にしないと」と語ると「勝敗によっては自分のこれからの格闘技人生が左右すると思うので、本当に人生を懸けて挑まないとダメ」「勝ったものがすべてを得る」と、今回の勝負の重要さを強調した。
また「(勝ったら)歴史が変わりますし、格闘技界が変わりますよね」「格闘技の面白いところですよね、勝った者が全てを奪える」と続け「これは本当に運命じゃないかな、自分が勝つ運命」と、大胆発言まで飛び出した。
那須川対策として、ボクシングの日本チャンピオンクラスを含めた複数人のボクサーとのスパーリングをしたという志朗。さらには空手家とも練習をしたそうで「天心君の場合、キックボクサーというより、全ての競技が融合した選手なので、対策はできたと思います」と自信を見せる。しかし「手と足があって、飛び膝蹴りや胴回り回転蹴りがあるので、どの技にも対応しないと倒されると思う」と、多彩な攻撃をする那須川を警戒した。
決勝でのプレッシャーについては「彼(那須川)のほうがあると思う」と言い切り「彼の場合は派手な技で倒して、そうしないと周りが納得しないじゃないですか。自分の場合は勝てばいい」と冷静に分析。勝率については「今で半々ぐらい」と予想すると、「当日、本当に勝つつもりで気持ちを持っていきます」と、モチベーションをキープできるよう自らを奮い立たせた。
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