「原田前大臣の発言によって傷ついた方、県民の皆さんに対して大変申し訳なく思う。所管外とはいえ、そう断った上での発言をされたことも前大臣の発言なので、新しく大臣になった私が所管外のこととはいえ、そこで傷ついた方々にしっかり向き合うことも私はやらないといけないと思った」。入閣直後に福島を訪問した小泉進次郎環境相の発言が賛否両論を巻き起こしている。
小泉環境相が言及しているのは、原田義昭前大臣が退任前日の最後の記者会見で「多少所管は外れるが、それを思い切って放出して希釈すると。こういうことも、色んなことを選択肢を考えて、他にあまり選択肢はないなと」と、経産省所管の福島第一原発汚染水対策について触れた問題だ。原田前大臣は小泉氏の発言を受け、自身のFacebookで「誰かが言わなければならない、自分はその捨て石になってもいい、と素直に自認した」と綴っている。