地上波未公開シーンを含めた完全版「しくじり先生 俺みたいになるな!!」が、AbemaTV(アべマTV)で放送された。
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの藤本美貴、モデルでタレントの山之内すず、俳優の黒羽麻璃央が出演した。今回は、お笑い芸人で映画監督でもある品川祐がしくじり先生となり、大ヒット映画「タイタニック」からさまざまな教訓を学んでいく。
「タイタニック」は、主人公・ジャックとヒロイン・ローズの悲劇の恋愛を描いている名作だ。しかし、品川いわく「ローズの婚約者・キャルドン目線でタイタニックを観ると、『婚約者を豪華客船に乗せたら、年下のチャラ男に寝取られた話』になる」という。
借金があるため、母の指示でキャルドンと婚約を強いられていたヒロインのローズ。マリッジブルーの中、唯一の心の支えは絵画を集めることだった。しかし、キャルドンから絵画を否定され、絶望したローズ。船から飛び降りるも、画家を目指しているイケメン主人公・ジャックが救助する。
ジャックは絵画を見ると「モネだ!」「見てこの色使い。すごいよ」と絶賛。キャルドンとは違い、ローズの興味に共感した。
ここまでの流れに藤本は「もう好きじゃん」と断言。品川も「超絶イケメン夢追い男×非日常×命の恩人=運命的出会い」と、女性が恋に落ちる方程式が成り立っているといい、さらに絵画への理解もあるため、気持ちがジャックへ向いてもおかしくない状況だったと説明した。
ローズを助けたお礼として、キャルドンに豪華パーティーに招待されたジャックは、そこでローズを口説き、下級船室へ連れて行き一晩踊り明かす。
翌日、キャルドンは「昨夜待っていたのに」と朝帰りをたしなめると、ローズは「疲れて」と言い訳。キャルドンが「下で踊っていたからだろ?」とすべて知っていることを明かすと、ローズは「私にスパイをつけたのね」と不信感を顕にした。キャルドンは「二度としたら許さない」と怒るが、ローズは「私はあなたの使用人?」と言い返す。
この会話に、品川の相方・庄司の妻である藤本は「ローズの『疲れて』で(会話を)やめておけばよかったのに」と言い合いを避けることを提案。品川は「ローズは『疲れて』とウソを言ってるし、『スパイをつけたのね』と話をすり替えてる!」と強く主張。最終的にはローズが逆ギレしていると指摘し、スタジオでは議論が勃発。
喧嘩の後、ローズはジャックから再び誘われるが「婚約者がいるから構わないで」とキッパリ誘いを断る。しかし、その夕方には、あの有名シーンの“タイタニックポーズ”&ディープキスに発展しているため、品川は「なんで? 断ってたのに!」とキャルドン視点でツッコミ。
タイタニックポーズはリアルで真似をすると危険だが、藤本は「支えてくれてる感じが、女子はグッとくる」と女心を代弁。それを聞いたハライチ・澤部は「結局女性はちょっとルール破る奴が好き」と納得がいかない様子だ。
その後、ローズはジャックを自分の部屋に連れ込み、全裸でデッサンしてもらっていた。これに品川は「浮気相手を家に呼んで写真を撮らせてるようなもの」と主張し、リベンジポルノの危険性にも言及した。
しかし、燃え上がっている2人の情熱的な展開に、藤本は「キュンキュンだと思う」「(ローズの気持ちは)わかります」と支持。山之内に共感を求めると、山之内は「17歳としてはなんとも……」と困惑。品川が「人妻が17歳に『キュンキュンよね~』じゃないよ!」とツッコミを入れ、笑いを誘った。