「武尊にしたらいい迷惑」青木真也、那須川発言に持論 二人の主役には最大限の敬意も
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 プロ格闘家の青木真也が、16日に行われた『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』のメインイベント、那須川天心と志朗の58キロ以下級トーナメント決勝戦後に飛び出した那須川の「逃げも隠れもしない」発言について「武尊にしたらいい迷惑だ」と持論を展開した。

 まず試合後の那須川の発言については「ズルい」と切り出した青木は、その理由について「本当にやる気があるのであれば、アンダー・ザ・テーブルで密かに喋ることだ。表(リング上)に持ち込んだ時点で実現の可能性は極めて低くなる」と説明。さらに「あぁ、ここでこういう出し方するんだというか、流石だなというか、自分の話題の持って行き方を感じる。那須川サイドとして『逃げも隠れもしない』と言っているけど、武尊にしたら、いい迷惑だ。どっちがどう見えるみたいな、印象の争いになってしまう。結局は実現についての答えは出ず、損得ゲームになる。お互い口に出さずに、ファンの間で想像しているくらいが一番いい落としどころだ」と続けた。

 つまり、「若手の勢いに乗っかってやらせてしまったら統制がつかなくなるし、結果的に業界がそんな方向に行ってしまう。勢いのままやらせるのも、これはこれで違う。“やらなくていい”のでは」というのが青木の見解だ。

また青木は、「K-1とRISE」両団体の問題でなく、より広い視野でこの件を俯瞰している。

「今、那須川天心を支持しているお客さんは1RKOとか、爽快でスパッとしたものを求めている。言うなれば、それはライトな層。そこを相手に出来ている格闘家はいないので、そこが那須川の凄いところだ。これは武尊も同じ。二人とも必ずイベントを着地させる。今までの日本で、一つの時代にここまでのメインイベンターが同時に揃ったことは無い。恵まれた時代だ」

 日本の格闘界を代表する二人のメインイベンターだからこそ、これだけの話題にもなる。実現可否について勝手に議論したり、やきもきしたりできるのも、ファン冥利に尽きるということか。

(C)AbemaTV

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