9月20日から公開の映画『見えない目撃者』。犯行現場に偶然遭遇した目の見えない元女性警察官・浜中なつめが、“もう一人の目撃者”である男子高校生・国崎春馬と一緒に連続殺人鬼を追い詰めていく、本格サスペンススリラーだ。
AbemaTV『AbemaMorning』は主演の吉岡里帆と、その“バディ”を務めた高杉真宙にインタビューを実施。役作りの苦労や撮影時のエピソードなどについて話を聞いた。
今作がスリラー映画初挑戦となる吉岡。“目の見えない”元警察官という難しい役柄を演じるに当たり行った準備として、「目の見えない表現をどういう風にしていくかを、監督とカメラマンさんと話しながら作っていきました。2カ月ほど前からスタッフさんも含めて、目の見えない方に取材をする時間を設けていただいていた。実際に取材をさせていただいて、日常の生活から不便なことや気づきがあったことだったり、本当に事細かにいろいろお話をしていただいて、それが本編に生かされていたりもするんです」と話す。
一方、主人公の“目”となり事件解決に奔走する男子高校生を演じた高杉は、「吉岡さん演じるなつめさんのバディになれたらと思いましたし、なんかすごく不思議な関係だなと思っていたので。『助けて助けられていく』その存在感はいい塩梅でできたらいいなと思っていました」と振り返る。
今作が初共演となる2人。お互いの印象について、吉岡は「本当に高校生役がぴったりすぎて。役者さんとして初々しいというより、高校生の初々しさみたいな。人と“一枚『壁』がある”みたいな絶妙な距離感が伝わってきて、台本で思い描いていた(高杉さん演じる)春馬くん像だと感じた」と絶賛。一方の高杉は「(吉岡さんには)力強いイメージがすごくつきました。現場にいる佇まいとかそういうものから感じたんですけど、心意気が”イケメン”なんですよね。いろんなところの振る舞いが格好いいんです」と語り、吉岡は「うれしいですね」と喜んだ。
さらに、作品のタイトルにちなんで撮影中の“目撃”エピソードを聞いてみると、吉岡は「高杉さんはすごくアニメを愛していて、現場は緊張感があるんですけど、(共演者の方が)アニメ好きだとわかった瞬間の高杉さんのうれしそうな顔が印象的でした。すっごいキラキラした目で、『なっ何が好きなんですか?』『僕もすごい好きで』っていう姿を私は目撃しました(笑)。心がパーって開いてると思って」と明かした。
緊張感のある展開が続く劇中とは違い、インタビュー中はまるで姉と弟のような和やかなやりとりを見せた吉岡と高杉。そんな2人が“バディ”を組み、新境地を見せた映画『見えない目撃者』は、全国の映画館で上映される。
(AbemaTV/『AbemaMorning』より)
『見えない目撃者』9月20日公開
(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ (C)MoonWatcher and N.E.W.
Based on the movie ‘BLIND’ produced by MoonWatcher