前頭九枚目・照強(伊勢ヶ濱)と前頭十三枚目・錦木(伊勢ノ海)の一番は、単なる勝敗以外にも、珍しいシーンが盛りだくさんの、まさに「ネタ感」満載となった。
両力士ともに、既に負け越しが決まっており、番付を少しでも下げないために白星が欲しい状況だったが、今場所の不調が現れたのか、立ち合いもしっくりいかない様子。時間いっぱいで、いざ立ち合いとなったが、呼吸が合わなかった。2度目の立ち合いでも「待った」となった際、ここで両者が、まったく同時に手を挙げて詫びる様子が映し出された。錦木の右腕が絶妙な角度だったのか、ウルトラマンの必殺技のように見え、中継していたAbemaTVでは、ファンから「シュワッチ」というコメントとともに、笑いが起きた。
次の仕切りで、今度こそ呼吸が合うかと思われたが、今度は照強がぶつかりに行ったところ、錦木はまだ手をつく前の状態で、ほぼ受けとめた状態に。館内からは、当然「待った」だろうという雰囲気になったが、そのまま取組が成立し、どよめきが起こった。
なんともすっきりしない相撲になったが、この一番は最後まで波乱の展開に。土俵際、錦木が照強の腕を取って投げるかと思われたが、今度は逆に照強が逆転の逆とったり。見慣れない結末に、最後まで館内のファンがざわついたままだった。
(C)AbemaTV
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