現在ベストセラーになっている山口周氏の『ニュータイプの時代』によれば、「正解を探す。生産性を上げる。ルールに従う。一つの組織に留まる。綿密に計画・実行。奪い、独占する」というのが「オールドタイプ」の特徴で、「問題を探す。遊び心を盛り込む。自分の道徳観に従う。組織間を超越する。とりあえず試す。与え、共有する」のが「新人類第2世代」の特徴だという。
 いつの時代にもある世代による価値観の隔たり。「ゆとりがありすぎるのではないか」(53歳・団体職員)、「素直なところはあるけどね。もうちょっと気をつかえよ」(64歳・IT講師)、「自分本位で生きているとあとで後悔するぞ」(45歳・会社員)などと心配するおじさんたちの声をよそに、多様な生き方や複数の仕事を持つ"パラレルキャリア"を模索する若者が増えている。