国際ピアノコンクールを舞台に、若き4人のピアニストたちの才能がぶつかり合う。史上初の直木賞&本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の「蜜蜂と遠雷」の映画化で共演した松岡茉優と松坂桃李。将来を嘱望されながら、表舞台から消え、今回のコンクールに再起をかける元天才少女・栄伝亜夜を演じた松岡と、楽器店勤務の妻子持ちで年齢制限から最後のコンクールに挑むサラリーマン高島明石を演じた松坂。映像化不可能と言われた音楽描写を実現させるため、演技だけでなく、それぞれのキャラクターに合わせたピアノの演奏もモノにしている。そのシーンは実に素晴らしく、原作者自身も絶賛するほどだ。そんな非常にハードルの高い作品に挑んだ松岡と松坂が、撮影のウラ話を語り尽くした。