9月6日、「寿司は上下逆さまにした方が美味しい」という日本人の常識を覆すツイートが行われて話題になった。投稿主は、イラストレーターのオキエイコさん。全2ページの漫画でその理由が解説されており、その分かりやすさに反響が相次いでいる。ある知り合いに「上下逆さまにすると全然味が違う」と教えてもらったことを受け、半信半疑でそのように食べてみたところ、衝撃を受けたことが事の発端だという。
 なぜ、寿司を上下逆さまに食べた方が美味しく感じられるのか。東京・六本木の「すし はまもと」の二代目店主・濱本良一さんは「シャリを柔らかく口の中で解けるように握っている。できればネタの方に醤油をつけ、そのあと口の中に入れた方が、ご飯に醤油をつけた時点でシャリが解けてしまうことがなく、ネタも舌に直接当たるので美味しい」とその理由を説明する。つまり、「味覚は舌で感じるものだから、舌側にネタが来た方が美味しい」という原理のようだ。