9月6日、「寿司は上下逆さまにした方が美味しい」という日本人の常識を覆すツイートが行われて話題になった。投稿主は、イラストレーターのオキエイコさん。全2ページの漫画でその理由が解説されており、その分かりやすさに反響が相次いでいる。ある知り合いに「上下逆さまにすると全然味が違う」と教えてもらったことを受け、半信半疑でそのように食べてみたところ、衝撃を受けたことが事の発端だという。
なぜ、寿司を上下逆さまに食べた方が美味しく感じられるのか。東京・六本木の「すし はまもと」の二代目店主・濱本良一さんは「シャリを柔らかく口の中で解けるように握っている。できればネタの方に醤油をつけ、そのあと口の中に入れた方が、ご飯に醤油をつけた時点でシャリが解けてしまうことがなく、ネタも舌に直接当たるので美味しい」とその理由を説明する。つまり、「味覚は舌で感じるものだから、舌側にネタが来た方が美味しい」という原理のようだ。
そして、寿司以外にもこの“上下逆さま”の原理に当てはまる、私たちが知らない専門家やメーカー推奨の食べ物がある。その一つがエクレアだ。洋菓子メーカーのモンテールは、エクレアのチョコの面を下にして食べることを推奨している。
次にポテトチップスの人気商品であるプリングルス。販売元のケロッグもまた、凹凸の凹面を下にして食べることを推奨しており、実際に凹面が舌と接するように食べたテレビ朝日の三谷紬アナウンサーは、驚きの表情を浮かべた後に「味が濃く感じる」と感想を述べた。それもそのはず、プリングルスの場合は凹面に調味料が付着しており、凹面を下にして、舌と接するように食べた方が断然おいしいとのことだ。
“上下逆さま”の原理以外に変わった原理もある。それがシュークリームの“くるりんぱ”食べ。シュークリームを食べる際、クリームがこぼれ落ちそうになった経験は誰でもあるはずだが、モンテールによるとそんな危機を回避する画期的な食べ方があるという。
まずシュークリームを左右に振ってクリームの偏りを均等に正す。次に逆さまにひっくり返し、二つに割って食べるというシンプルな“くるりんぱ”食べ。実践した三谷アナは「途中からクリームが出てくる心配がない」とご満悦の様子だった。(AbemaTV『Abema的ニュースショー』より)
(C)AbemaTV
▶映像:シュークリームの「くるりんぱ食べ」
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