「イケメン過ぎて腹が立った」堀井、不可思を貼ったフライパンぐにゃり 不可思は淡々と「1R KO」宣言
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 これまで他団体で数々のタイトルを獲得してきた不可思がK-1初参戦を果たしたのは、今年6月のことだった。期待を背負っての登場だったが、結果は佐々木大蔵に出血TKO負け。巻き返しを狙う2戦目は、10月13日のK-1 KRUSH FIGHTで新鋭・堀井翼と対戦する。

 佐々木戦も内容は熱く激しいものだっただけに「試合を見てもらった人全員に自分のことを覚えて帰ってもらったと思います」と、主催者から届いたインタビューで不可思は語っている。「プロのファイターとして」の手応えがあるようだ。K-1の雰囲気にも新鮮さがあったようだ。

 だからこそ、今回はインパクトと結果の両方がほしいところ。「K-1ルールそのものはもともと自分が得意にしているルールだし、一回K-1ルールをやってみて何を変えればいいか分かったんで、次からはもっと自分の良さが出せると思うので楽しみです」と不可思は言う。

 モチベーションは最高潮。しかし対戦相手の堀井については「最初は『誰っ?』と思いましたね」。実績としてはかなりの差があるだけに「違う意味で『マジか?』と思いましたね(苦笑)」という。

 堀井は相手に背中を向けながら思い切りのけぞってメンチを切る、記者会見での挑発が話題を呼んだ選手。不可思としては相手のペースに乗る気はなく、あくまで自分の強さを見せるだけだと考えている。

「自分の場合、名前を聞いてテンションが上がる相手じゃないといい試合が出来ないところがあるんですけど、それじゃプロとして駄目だと思って。どんな相手でも常に良いパフォーマンスを見せるのがプロだと思うし、今回相手は格下だと思いますけど、格下だとかナメたりするのは自分のパフォーマンスにとってマイナスしかないと思うんで。相手がどうこうは気にしないで、用意された相手を全力で倒しに行きます。今回は1Rで倒さなきゃいけないっていうのが自分にとってのテーマですね。相手どうこうじゃなくて、どれだけ自分の強さを見せられるか。そこでテンション上げるというか、モチベーションにする感じです」

 ファンの人たちは俺が派手に倒すことしか期待してないと思う、という言葉も残している不可思。ここでK-1グループ初勝利をあげ、ステップアップしていきたい。

 逆に堀井にとっては、強豪との対戦は大チャンス。前回の瑠久戦ではプロ初黒星を喫しており、試練であると同時に勝てばマイナスを一気に挽回できる。事前インタビューでは不可思を貼ったフライパンをぐにゃりと曲げて「潰してやるぜ」と息巻いてみせると、

「『マジかっ!?』と思った後に『最高じゃん!』って思いました。不可思選手のことはけっこう昔から知ってたんで、『俺、アイツとやるのかー』と思って笑っちゃいました」

 相手のバリューは認めながらも「(向き合ってみると)オーラがあるのかなと思ったら全くなかったんで、これはいけるなっていう感じでした。あとはイケメン過ぎて腹が立ちましたね。俺はカッコ良くて強いヤツが大嫌いなんですよ。俺と真反対な感じの。子供の頃も運動が出来てモテるヤツが嫌いだったし、人生がキラキラしてるヤツが大嫌いなんで、それをぐっちゃぐちゃにしてやります」と本音もぶちまける。「倒せる範囲の選手だから試合を受けた」とも。

 勝負の決め手がラッキーパンチだというのも堀井らしい。前回の敗戦も踏まえて、堀井はこう言う。

「ラッキーパンチをどう当てるか。その確率が下がっちゃったんで、またラッキーパンチの確率を上げるためにやってます」

 曰く「普通にラッキーパンチで倒します」。大番狂わせを起こす気満々だ。

「ごちゃごちゃ言ってくるヤツらには『上等!上等!』って感じで、自分の力で全部ひっくり返してやります」

 不可思が自分の実力をしっかりと出せば、優位は動かない。堀尾がいかに自分のペースに巻き込むか。心理戦も重要になってきそうだ。

(C)AbemaTV

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堀井翼、試合冒頭に驚愕のメンチ切り!
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