関東を通過後、東北地方にも大きな被害をもたらし、14日午前の時点で50名が犠牲になった台風19号。AbemaTV『AbemaPrime』では、街の中心部を流れる阿武隈川の氾濫により広い範囲が浸水、県内で最も多い7名が亡くなった福島県本宮市を取材した。
 12日の夜から明け方にかけて自宅の1階部分がほぼ水没、2階でペットとともに1日半を過ごしたという菅野雅夫さんは、水、電気、ガスのすべてが使えない状況の中、ランタンや懐中電灯で灯りを取り、カセットコンロで餅を焼いたり、お湯を沸かしたりして二夜を明かした。水が引いた14日朝、久しぶりに1階降りた。「水位が1時間ほどで上昇し、2階まで階段のあと3段ぐらいのところまで来た。1階は全ての家具類・電化製品がバタバタ倒れていて、本当にひどかった」。