「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で、ドラマ「全裸監督」で話題となったセクシービデオ監督・村西とおるのしくじりが紹介された。
これまで、偉人の生涯から教訓を学ぶ企画『しくじり偉人伝』を多々紹介してきた当番組。今回はセクシービデオ業界の“偉人”ならぬ“異人”、村西とおるについて授業。オードリーの春日俊彰が“先生”として登壇し、“担任役”に同じくオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、アルコ&ピース、AKB48の横山由依、モデルでタレントの吉崎綾らが出演。AbemaTVでは地上波未公開シーンを含めた完全版が放送された。
セクシービデオ界にさまざまな革命をもたらした村西。破天荒な人生を送っている村西は、自身を「誰もやってないことをやりたい性格」だという。
32歳のとき、村西は北海道を拠点としてビニ本・裏本の製作販売を始めた。裏本とはモザイク処理のされていない違法なセクシー本のことだ。昔はモザイク代わりに墨で塗られていたそうで、男性陣はバターや除光液で墨を消そうとしていた思い出話で盛り上がる。
ポカンとしている横山に若林が「バターで(黒塗りが)消えると言われてたの」と説明すると、澤部が「ゆいはん(横山)に教えなくていい!」とツッコミ。しかし、若林は「ゆいはんが下ネタで引かないこと知ってんだよ」という。
横山はビニ本について「ぴっちりした包装は想像がつくけど、内容とか裏本は知らなかった」とコメント。これに澤部は「しっかり受け答えて……」と感心する。
村西は、自身もビニ本で男優として出演したが、これは業界初のことだった。過激な内容のビニ本は売れに売れ、わずか50日で北海道に48店舗を開業。1年間での売り上げは20億円にのぼった。
その後、村西は逮捕され、家族や財産を失うも、セクシービデオに活路を見出していった。中でも「女性の性の解放」をテーマにした作品は大ヒット。春日は「当時は女性が性についてを話すのは恥ずかしいとされていた」といい、「33年前だと、横山くんみたいな人も現れていない。下ネタに動じないみたいな」と話題を振った。
すると横山は「(村西は)いろいろなことに対して、思想だったり言動を自由にしてくれたってことですもんね」と落ち着いた様子で意見を述べ、男性陣は「しっかりしてる」と感心していた。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)