「しくじり先生 俺みたいになるな!!」で、ドラマ「全裸監督」で話題となったセクシービデオ監督・村西とおるのしくじりが紹介された。
これまで、偉人の生涯から教訓を学ぶ企画『しくじり偉人伝』を多々紹介してきた当番組。今回はセクシービデオ業界の“偉人”ならぬ“異人”、村西とおるについて授業。オードリーの春日俊彰が“先生”として登壇し、“担任役”に同じくオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、アルコ&ピース、AKB48の横山由依、モデルでタレントの吉崎綾らが出演。AbemaTVでは地上波未公開シーンを含めた完全版が放送された。
型破りな演出や撮影方法でセクシービデオを制作していた村西。その勢いは止まらず、ハワイの上空で撮影するという規格外な演出を思いつく。
しかし、ハワイでの撮影中、突然マシンガンを持ったFBIと警官隊が撮影現場に突入し、床に寝転され、後ろ手に手錠をかけられてしまった。村西は当時のことを「強盗に入られたと思った」と語っている。
実は村西は、以前もアメリカ本土で過激な撮影をしており、FBIにマークされていた。15名のスタッフは1人あたり懲役20年の求刑を受け、村西本人は、スタッフの罪を主導した罪で、懲役370年の求刑をされてしまう。アメリカでは1件につき別々に罪が加算されるため、このような求刑になることも珍しくない。
村西を救うべく、日本にいたスタッフは奔走し、弁護費用5000万円、罰金2800万円、捕まっていたスタッフの費用2000万円、合計1億円を用意した。こうして村西は保釈され、日本に帰ることができたのだった。
この村西のしくじりエピソードから、春日は「常識が異なる場所で、常識外のことをしてはいけない」と教訓を紹介。前科7犯、借金50億円、懲役370年求刑と、破天荒すぎる人生を送っている村西は、ものづくりに励むすべての人々へ以下のメッセージを寄せている。
「誰もやっていないことをすると、大変な苦労とたくさんの批判が起こる。もしみなさんが諦めかけたその時、この言葉を思い出してください」といい、続けて「死んでしまいたい時には下を見ろ!俺がいる!」(映画「M/村西とおる狂熱の日々」より ※配給:東映ビデオ)
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)