勝負に“たられば”はないが、悔やみきれないことはある。このレースも的中させていれば1万円以上のプラス収支は確実だった。10月10日に広島で開催された、FI最終日の10レースでのことだ。
今回のスマホで競輪チャレンジは、10月8日から始まったFI広島の三連戦で勝負することに決めた。狙い目は、相変わらず115期のルーキだ。ただ、いつもと違う点が2つある。1にA級チャレンジではないこと。2に9車立てのレースであることだ。
これまで私は「ミッドナイト競輪」や、「A級チャレンジ」といった、通常よりも出走する選手が少ないレース(7車立て)のみで勝負をしてきた。選手が少なければ、当たる確率が高いからだ。それが何ゆえ、今回は通常のレースなのか――理由ははっきりしている。鉄板と思える選手がいたからだ。それが、赤で囲んだ、4番・坂井洋選手である。
この坂井洋選手こそ、競輪学校(115期)を1位で卒業した未来のエースなのである。それも私と同郷の栃木出身。この坂井選手は、A級チャレンジを3場所連続完全優勝してA級2班に特別昇級(特昇)し、先日S級2班への特昇を決めたばかりだ。力量としては群を抜いているだろう。
まさに私の予想通り、初日のA級予選は坂井選手を頭にして三連単が的中した。そして、2日目のA級準決勝であるが、ここは強敵も現れてくるから、三連複を3点買って、これも的中。
ということはだ、10月に入ってからこれまで買った4レースを私はすべて的中させている。これは自慢していいだろう、わたしは的中率100%男なのだから。そして、最終日のA級決勝である。できれば完全的中させて終わりたいところであったが、結果としては外してしまった。
そして、ここからは冒頭で書いた、「たられば」を語らせていただきたい。言い訳と思ってもらっていい。私は、スマホで出走表を見ながら、まず紙にメモを書いて予想をする。そして、投票をスマホ画面でするのだが、予想の段階では当たり車券(4-9-2 68.5倍)が含まれていた。
ではなぜ、この予想したフォーメーションで車券を買わなかったのか。スマホでポチポチしている時に、出走表を確認しながら再考してしまったのだ。「WinTicket」のAI予想屋は4番・坂井選手に×をつけているし、さすがに決勝となれば、ほかのメンバーも、そうやすやすとは勝たせてくれないだろう。
そんなことをつらつらと考えてしまい。1番・2番・4番のボックスで買ってしまったのだ。下の画像をご覧いただきたい。わたしの買い目であるが、4番を頭にしたものだけ、200ptで購入している。この小狡さ。それなら素直に予想メモ通りに買えばよかったのだ。
雀士であり小説家である五味康祐氏の麻雀本を高校生の頃に読んだ。今でもはっきりと覚えている、こんな言葉がある。「直感は過たない。過つのは判断である」まさに、わたしは判断で間違えたのである。
予想とは外れるもの。当たることが珍しいのだ。その程度に思うようにしている。一喜一憂しすぎるもの、体によくない。だから、どうせ外すなら後悔しない車券の買い方を心がけたい。
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10/8 FI 広島 初日
5R【的中】
■購入車券
【三連単】
1-5-8 (9.3倍) 300pt
1-5-9 (4.4倍) 400pt
1-9-3 (6.2倍) 300pt
■結果
【三連単】
1-9-3 620円
■10/8の収支
+860pt
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10/9 FI 広島 2日目
4R【的中】
■購入車券
【三連複】
1=3=5 (7.5倍) 300pt
1=5=9 (3.6倍) 300p
3=5=9 (4.6倍) 400pt
■結果
【三連複】
3=5=9 460円
■10/9の収支
+840pt
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10/10 FI 広島 最終日
10R【外れ】
■購入車券
【三連単】
1-2-4 (123.7倍) 100pt
1-4-2 (89.4倍) 100pt
2-1-4 (100.3倍) 100pt
2-4-1 (45.9倍) 100pt
4-1-2 (29.3倍) 200pt
4-2-1 (20.8倍) 200pt
■結果
【三連単】
4-9-2 6,850円
■10/10の収支
-800pt
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■今回のトータル収支
+900pt