2日にAbemaTVで放送された『格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR』で、魔裟斗が「まるでKIDだ」と言い放つほどの原石を発見して大興奮。さらに「俺がKIDにもらった左だ」と、原石が放つパンチを称賛した。
格闘技界の次世代スターを誕生させるべくスタートした格闘ドキュメンタリーの同企画。第5弾となる今回は前シリーズに引き続き「K-1」のトップファイターたちが「監督」となり、勝ち抜き制によるチーム戦で激突。優勝チームには賞金とK-1への出場が確約される。そこで強者を探すべく魔裟斗が訪れたのは<KRAZY BEE>。そこは総合格闘家の故・山本“KID”徳郁が手がけたスポーツジムだ。
魔裟斗はジムの入り口に置かれていたKIDの遺影に目をとめて「あっちの世界でもトレーニングしてるんじゃないですか」と、かつて雌雄を争ったKIDについてコメント。今回のジムの来訪は、生きていれば今回の『格闘代理戦争』の監督として手を挙げていたであろう、亡きKIDの思いを繋げたいという目的もあるようだ。
ジムで待ち受けていた若き格闘家たちを見た魔裟斗いわく「顔も若いころのKID」という17歳の加藤瑠偉が目にとまった。まずはシャドーボクシングをチェックした魔裟斗は「いいじゃないですか、ステップ踏むのもいいし」と、すぐに加藤の実力の片鱗を見出すと「柔らかいステップワークとか(KIDに)似てますよ」と笑みを浮かべながら分析。自らミットを持ちパンチを受けると「左ストレートとフックが重い」と、打撃力も評価した。
ここで魔裟斗が「秘密兵器」として紹介したのは、前回の『格闘代理戦争4thシーズン』で優勝した武尊チームで活躍を見せ、現在はK-1ファイターとしてデビューも果たしている橋本実生。加藤は橋本とスパーリングで拳を交えることになった。
巧みなステップワークから高速で踏み込んだ加藤は、伸びのある強烈な左ストレートを浴びせ橋本を倒すと、驚いた様子の魔裟斗は「今の左ストレート、俺がKIDにもらったやつだ」と目を見開いた。
スパーが終えた橋本は「やりにくい」と加藤の動きに翻弄された様子をみせ、魔裟斗は「まさにKIDがいた」と対照的な笑顔を浮かべた。