麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」を決める、最高位決定戦の第5節(最終節)が11月4日に行われ、坂本大志がトータル+83.6の成績で、初の最高位を獲得した。前節終了時点で2番手の近藤誠一に約26ポイントの差をつけていたが、通算19回戦終了時では、わずか15.1ポイント差に。実質的な着順勝負までもつれ込んだ中、自らトップを取り逃げ切り勝ち。悲願の最高位獲得に、男泣きした。

 苦しい道のりだったからこそ、ゴールの瞬間の涙はこらえるものではなかった。前節を終えて、うしろから追ってくる近藤との差は、ほぼ1着順。17回戦でその近藤にトップを許し、一気に差を詰められた。18回戦こそ再び差を広げたものの、19回戦では近藤が2着の中、痛恨のラス。リーグ戦から長きに渡る戦いも、最終20回戦の着順次第という状況になった。

 最終戦でも近藤との激しい競り合いを繰り広げる中、大詰めの南3局では直接対決のリーチ合戦で勝利。オーラスでは牌運にも恵まれ、早いアガリでついにゴールテープを切った。直後から万感の思いで涙を見せると「最終日の一番出来が悪く、この内容だと勝てないなと思う瞬間もありました。前半のリードが活きて今回は勝つことが出来ましたが、これからが大事だと思っています。今まで最高位を取ってきた人たちの名を汚さないようにさらに強くなって今後もしっかり活動していきます」と、新最高位として力強く誓っていた。

【試合結果】

1位 醍醐大 +113.0

2位 坂本大志 +5.7

3位 近藤誠一 ▲11.8

4位 村上淳 ▲106.9

【最終成績】

1位 坂本大志 +83.6

2位 近藤誠一 +39.5

3位 醍醐大 ▲23.4

4位 村上淳 ▲99.7

 ◆最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。Aリーグは全12節、48半荘のリーグ戦を行い、上位3人と前年優勝の最高位の4人で決定戦を行う。決定戦は1日に半荘4回戦の5日制で、計20回戦行われる。

 ◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟に拠点があり、所属会員数は約380人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。

(C)麻雀スリアロチャンネル ※画像はFRESH LIVEから

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