『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)にお笑いコンビ・麒麟川島明が登場し、『名作漫画から人生の教訓を学ぶ授業』を行った。

『キン肉マン』作者・ゆでたまご氏「大人になったときに…」作品への愛に反響
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 過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる当番組。今回は漫画『キン肉マン』を取り上げ、隠されたしくじりから「人生を生き抜く術」を学んでいく。番組には“担任役”としてオードリー若林正恭、“生徒役”として平成ノブシコブシ吉村崇ハライチ澤部佑AKB48横山由依プロレスラーの黒潮"イケメン"二郎、“リケ美女”と話題の福岡みなみが出演した。

 『キン肉マン』は1979年~1987年に「週刊少年ジャンプ」で連載され、2011年からは「週プレNEWS」で連載を再開している。シリーズ累計はおよそ7500万部で、作者の「ゆでたまご」は、作画担当・中井義則氏と原作担当・嶋田隆司氏の2名による合同ペンネームだ。

 そんな『キン肉マン』には3つの代表的なしくじりがあり、1つは「描き間違いが異常に多いこと」だという。登場人物の名前が間違えられていたり、過去に敵にやられたはずのキャラクターが何事もなかったかのように登場しているなど、複数のミスが紹介された。

『キン肉マン』作者・ゆでたまご氏「大人になったときに…」作品への愛に反響
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 また「キャラクターデザインを平気で変える」というしくじりも挙げられ、川島はまったく見た目が違う4人のキャラクターの絵を出し、彼らが全員同一人物だと紹介した。

 これには出演者たちは唖然。デザインを変えた理由は「人気が出なかったから」だという。

 そして、3つ目のしくじりは「設定が破綻している」こと。同作では「ロボットなのにひげ剃りをする」「砂の超人が普通の関節技を決められる」など、ツッコミどころが多々存在する。

 こうした数々のしくじりを抱える『キン肉マン』だが、読者の「これおかしい」という口コミで人気は一層広がり、最近ではファンがネットであら探しをして盛り上がっている。この現実に川島は「キン肉マンは“元祖炎上商法”だったのではないか」と持論を述べた。

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『キン肉マン』作者・ゆでたまご氏「大人になったときに…」作品への愛に反響
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 番組が行ったインタビューの中で、ゆでたまご先生は「漫画は勢い。その週その週が面白ければ、少々つじつまが合わなかったり、整合性が取れなくても面白い。死んだ超人が生き返ってもいい」とコメント。「大人になったときにそういう話するんですよ。『あれ変だったよね』って」といい、変なところを残す漫画は絶対に必要だと語った。そして、今ミスを指摘されることがうれしいといい、「してやったり」と笑っていた。

 放送後、SNS上では「当時の漫画のライブ感って凄いんだよ!」「ツッコミを入れられることがゆでたまご作品の良さ」と反響が殺到。作品に対するゆでたまご先生の愛に「長年愛される漫画は完璧より愛嬌あるくらいのほうがいい」「昔からのファンも楽しめる構成に好感」などの声が続出した。

(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)

【協力】

ゆでたまご

株式会社集英社

(c)ゆでたまご/集英社

【制作著作】

テレビ朝日

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