16日、合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者について、映画「パッチギ!」で沢尻容疑者を世に送り出した井筒和幸監督がインタビューに応じ無念の胸中を明かした。
沢尻容疑者の東京・目黒区の自宅にあったアクセサリーケースからは、白っぽい粉末が入った風邪薬のカプセルが2錠見つかっており、そのうち1錠を所持していた容疑が持たれている。容疑を認め、取り調べには素直に応じているという。
逮捕の第一報を聞いたときの心境について「呆然とした、腹が立った」と話した井筒監督だが、デビュー当時から子どものように成長を見守ってきた沢尻容疑者には思い入れもある。
「さわやか、可憐、あるいは気丈……新人女優らしいハツラツとした感じが最初の印象だった。何せ演技がうまい。エリカはこの3~4年、お嬢ちゃんお嬢ちゃん的な青春ものだけじゃなく、幅広いものに出るようになったからメキメキとね。だからもう聞くや愕然だよ。結婚も離婚もし、順風満帆とはいかない。そんな中でやってきた子だけに『ハァ~、やめとけよそんなバカなことを』って……」
さらなる成長を感じ取っていた矢先の出来事だけに、無念さを滲ませた井筒監督はさらに「親代わりみたいな気持ちでこの十何年過ごしていたわけだから、とにかくちゃんと反省して、認めるものはちゃんと認めて、その責任を果たしてから、もう1回女優としてやれるように協力してあげようとは思っている。ただ今は『あほんだら!』『バカモン!』だ」と複雑な親心をのぞかせた。(AbemaTV『Abema的ニュースショー』より)
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