折田翔吾アマ、黒田尭之四段に勝利!夢のプロ入りへあと2勝/将棋・棋士編入試験
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 将棋棋士編入試験(五番勝負)の第1局が11月25日に行われ、折田翔吾アマ(30)が黒田尭之四段(23)に98手で勝利した。折田アマは、残り4局のうち2勝すれば、プロ棋士への編入が認められる。

 黒田四段の先手で始まった対局は、意表を突く初手の端歩突きから黒田四段の四間飛車、折田アマの居飛車で進行。中盤以降、確実にペースを握ると、その後もリードしていた持ち時間を有効に使い、隙なく攻め切った。対局後、感想を聞かれると第一声までじっくり時間を使い「試験が決まってから、だいぶ時間が経ったんですけど、ようやく始まった、ようやく将棋が指せたという喜びもありながら、なんとか結果も出せたのでよかったかなと思います」と、試験への思いを噛み締めた。

 第2局は今年度の勝率が6割を超す出口若武四段との対戦。「初戦は大事なところなので、いいスタートが切れたかなと思います。(出口戦は)今日の反省をいかして、次も頑張りたいと思います」と、落ち着いた口ぶりだった。

 棋士編入試験は、アマチュアがプロとの公式戦で優秀な成績を収めた場合に認められるもの。通常ルートは奨励会三段リーグからの四段昇段だが、受験資格である「現在の公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、 なおかつ 6割5分以上の成績を収めたアマチュア・女流棋士の希望者」「四段以上の正会員の推薦のある者」の2つをクリアすれば、編入試験への挑戦が可能となる。

◆編入試験五番勝負の対戦相手(試験官)※11月24日時点での今年度の勝敗、勝率

第1局 黒田尭之四段 9勝9敗 .500

第2局 出口若武四段 16勝10敗 .615

第3局 山本博志四段 13勝10敗 .565

第4局 本田奎四段 25勝12敗 .676

第5局 池永天志四段 18勝12敗 .600

(AbematV/将棋チャンネルより)

▶中継:棋士編入試験 五番勝負 第1局 折田アマ 対 黒田四段

折田アマ 対 黒田四段
折田アマ 対 黒田四段

▶中継:棋王戦挑戦者決定トーナメント広瀬章人竜王対佐々木大地五段 11月26日(火)9:50~

棋王戦挑戦者決定トーナメント広瀬章人竜王対佐々木大地五段
棋王戦挑戦者決定トーナメント広瀬章人竜王対佐々木大地五段