「この作品を見たら、みんな嫉妬してくれると思います」俳優・成田凌がそう自信をのぞかすのは、『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』などで知られる名匠・周防正行監督と初タッグを組んだ映画『カツベン!』(12月13日より全国公開)だ。本作のテーマは、サイレントのモノクロ映画を独自の“しゃべり”で盛り上げた「活動弁士」、通称“活弁(カツベン)”。今からおよそ100年前、日本で映画が“活動写真”と呼ばれていた時代を舞台に、一流の活動弁士を夢見る青年が、とある小さな町の映画館に流れついたことからすべてが始まるエンターテインメント作品だ。