12月9日、中国のスマホ大手のXiaomi(シャオミ)が都内で記者会見を行い、日本市場への本格参入を表明した。
中国のスティーブ・ジョブズとも呼ばれる雷軍(ライグン)氏がCEOを務めるXiaomiは、スマホ市場で世界4位に位置し、「技術革新を、全ての人に」をモットーに高性能な製品を低価格で提供することで知られる。
実際にXiaomiの最新スマホ「MiNote10」は世界で初めて1億800万画素の5眼カメラを搭載しながら、5万2800円と他社製品に比べるとかなり低い価格設定となっている。
スマホ以外にも、時計や心拍数を計測する機能のほかLINEなどのアプリとも連携できる「Miスマートバンド4」(3490円 税別)、アプリで遠隔操作が可能なIH炊飯器(9999円 税別)やスーツケース(7990円 税別)も日本市場に投入される。
「スマホを試してみたい。1億画素のカメラが気になる」というスマホジャーナリストの石川温氏は「ハイエンドな位置づけの製品を安価で提供できるところ。iPhoneが高くて買えない人も手に取れる」とXiaomiの強みを解説。低価格で高性能な製品を作れる秘密は「『大量生産』と『宣伝費をかけない』こと」と語り、特徴は「重視しているのはSNSなどの口コミで、店頭販売はせず『ネット販売』に特化している」と述べている。
続けて石川氏は「まずは知ってもらうことから。スマートバンドやスーツケースなどを使ってもらって、『結構イケている』と(消費者が)思えば、『端末代が安いしスマホも……』となるのを狙っている」と、Xiaomiの戦略を分析している。
(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)
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