小説家・乙一として知られる安達寛高の完全オリジナル作にして長編映画初監督作品『シライサン』。欧米でリメイクされた『リング』や『呪怨』など正当ジャパニーズ・ホラーの伝統を継承しつつ、よくある怪談話に現代の要素を加え、全く新しい恐怖を産みだした。友人の残忍な死をきっかけに、事件を追うことになった飯豊まりえ演じる主人公・瑞紀。そんな瑞紀と共に不可解な死の謎を追う春男を、映画、ドラマ、舞台と出演作が目覚ましい俳優、稲葉友が演じる。実は「ホラーは苦手」と語る稲葉、作品について聞いてみた。