俳優の梅宮辰夫さんが12日、慢性腎不全のため亡くなったことを所属事務所が発表した。81歳だった。
梅宮さんは2016年に十二指腸乳頭部がんを患い、これまで6度がんを患っていたことを告白していた。去年9月には前立腺がん、今年1月には尿管がんの手術を受けていた。
娘の梅宮アンナ（47）は自身のブログを更新。「この数年は、病との闘いでした。家族皆んなで、日々最善を尽くす毎日でした。父の変わりゆく姿に何度も泣いた。」とつづり、「父と交流のあった、皆様。父の事を取り上げてくださったメディアの皆様。本当にありがとうございました。最期まで、心配をしてくださったファンの皆様。心より感謝いたします」と心境を述べた。
1958年に東映のニューフェイスとしてデビューし、60年以上第一線で活躍してきた梅宮さん。芸能界からは多くの悲しみの声が寄せられた。
『仁義なき戦い』シリーズに出演していた、俳優の北大路欣也（76）は「東京に出てきた10代の頃、頑張れとよく声をかけてもらいました。私の父も釣りが大好きだったのでとても親近感を覚えました。ご冥福をお祈りします。」とコメント。
梅宮さんと親戚関係だった俳優の高橋克典（54）は、ドラマ『特命係長 只野仁』シリーズで15年にわたって共演。「『この世界行ってみたいんだけどって相談に乗ってほしい』と言うと、一言目に『やめとけ』って言われました。『お前みたいな地味な顔は絶対芸能界で生き残れない』って。何の手助けもいただけず、始めは。やっぱり何も言わずに裏からですね、口をきいてくださったりとか。本当に色々な局面で辰夫さんに守られたなと」と語った。
弔問に訪れた歌手の錦野旦（70）は、「芸能界ではたった一人の良くしてもらっているお友達っていうか兄貴なので。あと誰もいないもん。逝っちゃったと思うと…。苦しんだんですかって聞いたら眠るような感じでいきましたっていう感じでした。今見たらきれいな顔していました」と、梅宮さんへの思いを涙ながらに語った。
通夜、葬儀は近親者のみで執り行われる予定。
（AbemaTV／『AbemaNews』より）
▶︎動画：芸能界から悲しみの声、梅宮辰夫さんへの思いを語る（0分20秒頃～）
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