元甲子園球児のボートレーサー・石丸海渡「謙虚と感謝」で家族を支える
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 小学3年生から野球を始め、今治西高校時代には夢だった甲子園に出場。そんな野球少年がたまたまテレビで観たことで興味を持ち、実際に観戦して「カッコいい」と感じたことでボートレーサーという職業を選択した。

 AbemaTV「アベマde週末ボートレース」12月13日放送回で特集された石丸海渡は2013年5月、ボートレース丸亀でデビュー。野球で培った精神力で努力を重ねるも、当初は思うように結果を出せずに苦悩の日々が続いた。転機は地元愛媛から転居した香川での、幼馴染との再会。「ほとんど話したこともない」関係だったそうだが、愛をはぐくみ結婚、2人の子宝にも恵まれた。

 「ちゃんとせないかんな」。一家の大黒柱として気持ちに変化が生じると、さらなる努力で2018年後期にはA2級に昇格。「自覚を持って、自分ができることをやる」「今を頑張らないやつに、明日はない」。現在はA1級で活躍し、香川支部の若手を引っ張る存在として期待されている。

 石丸は、高校時代に監督から言われ続けた「謙虚と感謝」が自分に当てはまるという。スター候補選手「トップルーキー2019」に選出されるも「整備力、調整力、ターン力と課題はいくつもある」と見つめ直し、「自分だったら子供たちを1時間も見ていられないくらいだが、一日中見てくれている」と妻への感謝も忘れない。おごらぬ心と支えてくれる家族への想いを胸に、石丸は目標のSG出場と「人に認められるレーサー」を目指す。

(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)

▶映像:元甲子園球児がボートレーサーに 石丸海渡の人生の選択

元甲子園球児のボートレースへの思い
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