将棋の朝日杯将棋オープン戦二次予選が12月19日に行われ、屋敷伸之九段(47)が高崎一生六段(32)に96手で勝利した。
 高崎六段の中飛車に対して、居飛車を選択した屋敷九段は、大駒の交換から高崎陣に打ち込み局面を打開。粘りに屈せず、見事に攻め切った。
 屋敷九段は午後7時から本戦出場をかけて、羽生善治九段(49)と三枚堂達也七段(26)の勝者と対戦する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。2017年度、2018年度と藤井聡太七段(17)が2連覇している棋戦としても知られている。