現WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者・ゲーオ・ウィラサクレック直伝のハードなトレーニングによって、K-1を目指す若手選手のヒザから流血するハプニングがあった。
ゲーオは現在『格闘代理戦争K-1 FINAL WAR』でチーム「ゲーオーズ」の監督として参戦している。同トーナメント1回戦では3KOで勝利を飾り、優勝候補に名乗りを挙げた。自身も12月28日に行われる「K-1 WGP 2019」で、K-1スーパーライト級王者・安保瑠輝也とのタイトルマッチを控えている。
ゲーオーズのメンバーに課されたのはゲーオと、第5代K-1 KRUSH FIGHTライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレックとのスパーリング。世界を知る男たちと、ゲーオーズのメンバーはバチバチの殴り合いを展開した。
すると、トレーナーは休む間もなく4分間のミット打ちを指示。「練習で多めに練習すれば(本番は)楽になる」と、ラウンドの3分間より長くする過酷な特訓の意義を語った。4分間の地獄のミット打ちがスタートすると、ゲーオーズのメンバーは全力でミットを強打。4ラウンド連続で行われたミット打ちが終了すると、チーメンバーの河北光生の脚に異変が起きていた。
河北の右スネには、皮が破れて出血が認められた。河北は「蹴りの練習ばかりやっていたので……」と、熱心すぎる練習によってできた傷だと明かした。練習はこれで終わらず、ミット打ちのあとは日本のものより重さが4倍あるというムエタイ独特の縄を使っての縄跳びを30分実施。ゲーオ直伝の最強ムエタイ学を叩きこまれていた。