カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入をめぐり、中国企業の関係者が国内に不正に現金を持ち込んだとされる事件に関連して、東京地検特捜部は19日、自民党の秋元司衆議院議員の事務所の家宅捜索に乗り出した。
6日のインタビューで、「金銭を得る目的で職務権限を利用したことはあるか?」との質問に「ありません。一切ないです」と答えていた秋元議員。
東京地検特捜部が調べているのは、中国・深センに本社を構える中国企業をめぐる外為法違反容疑だ。この日本法人の元役員らが、現金数百万円を不正に日本に持ち込んだ疑いが持たれている。かつて、中国で初めてスポーツくじをネット販売するなど急成長するこの企業が関心を持っていたのが、日本のカジノ解禁。