11月30日に新宿FACEで行われた「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」のトーナメント第1回戦において、3人抜きの快挙を成し遂げた若干16歳の難聴ファイターが注目を集めている。その名は古宮晴(ふるみや・はる)。彼が格闘技を始めた理由と、古宮の強さを支えている家族との絆について話を聞いた。
 古宮がトーナメント1回戦第3試合で対戦したのは、魔裟斗率いる魔裟斗軍と、佐藤嘉洋&城戸康裕&梶原龍児の3監督によるSKR連合だった。魔裟斗軍は優勝候補と目されていたが、大番狂わせを演じて見せたのが先鋒として登場した古宮で、魔裟斗軍の精鋭たちをいずれもフルラウンドの末に判定で下すという、無尽蔵のスタミナを遺憾なく発揮した。