<伊東競輪場:椿賞争奪戦>◇G3◇11R S級準決勝◇23日
12年と16年にグランプリを制するなど、弟・博幸とともに長年競輪界を牽引する村上義弘(京都)が自力で外から捲りきり、グランプリ覇者の底力を見せつけた。
「(前受けは)できれば岩本(俊介)くんラインが前を取ってくれたら良かったのですが。(野原)雅也が3周前から後ろを見ながら、上手く(レースを)組み立ててくれたと思います。雅也が強引に行ってくれたので、あとは自分がしっかり対処しようと思いました。柴崎が内に来た時は接触しそうになった。
最近は自力もかなり落ちてきたので、(外から攻めるのは)苦しかったです。去年のグランプリは静岡県で最後は落車で終わってしまったので、今年の最後は静岡県で笑って帰りたい。今年1年は不甲斐ないレースも多かった中、みなさんが応援してくれたおかげで決勝にあがることができました。明日どんなメンバーになっても力を出し切って頑張ります」
3着には人気を落としていた吉村和之(岐阜)が入ったこともあり、3連単は235番人気の2-5-6。11万9920円というビッグなクリスマスプレゼントの立役者となった。
(AbemaTV/「伊東 椿賞争奪戦(G3)3日目」より)