カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐり、秋元司衆院議員が中国企業の「500ドットコム」側から現金300万円などを賄賂として受け取った収賄の疑いで逮捕された。また、贈賄容疑で500ドットコムの顧問だった紺野昌彦容疑者と仲里勝憲容疑者、元役員の鄭希(テイ・キ)容疑者の3人も逮捕された。

 AbemaTV『けやきヒルズ』では、秋元容疑者に近づき贈賄容疑で逮捕された紺野容疑者と鄭希容疑者の2人に注目。SNSへの投稿や知人の話からどのような人物なのかを探った。

 紺野容疑者はかつて、沖縄を拠点に起業家をつなぐインターネットサイトを運営していた。その後、顧問として就任した500ドットコムでは、IR事業の参入を目指していた北海道・留寿都村の幹部と秋元容疑者とのパイプ役になっていたという。

 留寿都村議会の松井幸雄議長によると、紺野容疑者は村を訪れる際、常に5000~6000万円の現金を持ち歩いていたといい「お金が好きだとしか言いようがない」と感じたという。実際、紺野容疑者のInstagramには数千万円はある札束の写真や高級料理を楽しむ様子などが掲載されている。また、衆議院の「通行証」とともに写ったものなど、政界とのつながりがあることをアピールするかのような写真も度々見受けられた。

 SNSのプロフィールによると、紺野容疑者は海外で投資に関わる仕事をしているという。秋元容疑者との写真など多くの投稿には、「#投資」「#暗号通貨」といった写真とは無関係なタグがつけられている。

 そして、秋元容疑者ら議員が500ドットコムを視察した際、経営トップとともに写真に写っていたのが鄭希容疑者。贈賄で逮捕された3人の中で唯一の中国人だ。鄭希容疑者を知る番組スタッフは次のように話す。

 「彼は中国の東北地方の出身で、日本の東京大学に入学。普通の中国人の留学生は大体中国で大学まで卒業して、大学院で東大など日本の大学に行くことが多い。彼の場合は、高校を卒業してすぐに日本の大学に行くという珍しいケース。東大も優秀な成績で卒業した後、日本で最も入るのが難しい人気商社に入社して、そこからまたさらに有名な日本企業に転職していた」

 その後も主に日本を拠点に幅広く事業を展開していたという鄭希容疑者。500ドットコムではどのような仕事をしていたのか。

 「ほぼ毎日のようにSNSを更新していて、“こんな活動をしている”“こんな風に頑張っている”ということを周りに見せるのが好きな人だった。実は500ドットコムの内容に関してはほとんど書き込みがなく、知人の間でも500ドットコムの仕事をしていることはあまり知らなかった」(同)

 知人の間でも知られていなかった500ドットコムでの仕事。今年に入り、アプリ運営会社の最高執行責任者(COO)に就任するなど仕事は順調に進んでいたようだが。

 「一番最後の投稿は、12月24日に『メリークリスマス』というだけの短いもの。頻繁に更新をしているのにそこで止まっていたので、友達と一緒に『これは何なんだろう』と気にはなっていた」(同)

 なお、現金300万円は衆院選直前の2017年9月下旬、議員会館で秋元容疑者に直接渡されたとみられることがわかった。贈賄側の一部の容疑者は利益供与を認めている一方、秋元容疑者は「一切身に覚えがない」と否認している。

(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

映像:取材に答える2006年当時の紺野容疑者

SNSには札束の写真も 贈賄側で逮捕の3人
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