女子獲得賞金ランキング13位だった昨年、プレミアムGI「第7回クイーンズクライマックス」にはシリーズ戦に出場した。「同じレース場にいても、12人は特別な存在。悔しいと思えるほどではなく憧れ」だったと、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Friday~」12月27日放送回で特集されたボートレーサー・大山千広は当時を振り返った。
大山は8月、ボートレース蒲郡でのプレミアムGI「第33回レディースチャンピオン」を制してGI初V。史上最年少優勝の記録も達成した。11月にはボートレース桐生でのSG「第22回チャレンジカップ」に女子レーサーで唯一参戦。SG初準優出するも、「まだすごい差がある」「もっとやらなきゃ、やりたいと思った」と経験値を積み上げた。
男子レーサー顔負けの強さを持つ大山。「変わらず、ボートが楽しいって思って乗っている」ことが躍進の理由だと分析する令和のシンデレラにとっての癒しは、愛犬たちだという。目立ちたがりのジャック、クールで賢いマック、甘えん坊のココ。「普段、熱中するものはないけど、犬だけは感情がうわーってなる」。満面の笑みで「愛犬は宝物」と語った大山だったが、プレミアムGI「第8回クイーンズクライマックス」の話題になると一転、表情を引き締めた。
「1位で行かせていただける機会は何回もあるわけではない」。エンジンや枠番は抽選だけに「運も必要」だが、「1位で行くんだっていうプライドは持ちたい」と力強くコメント。「頑張っているから、これ以上、頑張れとは言わない」と応援してくれる元ボートレーサーの母・博美を喜ばせるためにも、女子獲得賞金ランキング1位のプライドをかけて女子レーサーの頂点に立つことを誓った。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)