「日本では、みんながやらないようなことをやった人が叩かれるが、その結果として、どのような影響が出るかは全く考えられていない」
現地での取材を信条としてシリアに入り、3年4カ月、武装集団に拘束された末に昨年10月に解放、帰国したジャーナリストの安田純平氏が「2019年の気になったニュース」に香港デモを挙げ、様々な観点から持論を展開した。
安田氏が「みんながやらないようなことをやった人」と指したのは、香港デモの現場で当局に拘束され、日本国内からバッシングを浴びた日本人大学生だ。安田氏自身も「自業自得」や「自己責任論」での激しいバッシングを受けた経験を持つ。