多くのアスリートにはルーティンがある。もちろんそれはボートレーサーも同じで、AbemaTV「アベマde週末ボートレース~Friday~」1月10日放送回の新コーナー「ボートスクープ」で、そんな一流ボートレーサーの知られざるルーティンが明かされた。
ピット内でひときわ目立つ長い敬礼。それは「第34回グランプリ」に出場した、原田幸哉選手のルーティンだ。「展示が終わって本番までいろいろ作戦とかを考えているので、それを一旦リセットする」とのことで、「頭を真っ白にしてからレースに挑む」のだという。同じく第34回グランプリに出場した中島孝平選手は、出走前に舟上で大きく腕を広げる。元々は「ちょっとでも見てもらってファン投票が1票でも上がればいいかなと思ってやっていた」そうで、「クセがついてリラックスできるようになった」とのこと。「ケチな話ですけどね」と自嘲したが、ちょっとしたきっかけがルーティンに発展することもあるのだ。
「緊張がほぐれるらしいので…」。第8回クイーンズクライマックスに出場した川野芽唯選手は、レース前のジャンプがルーティン。「緊張しいなのでやっている」とのことだが、レース前にジャンプをする選手は少なくないという。格闘家が気合いを入れるかの如く出走前に体をバシバシと叩くのは、同じく第8回クイーンズクライマックスに出場した小野生奈選手。「乗艇前に5回、自分の体を叩いてスタートを思い浮かべる」そうで、これをすることで「(舟券を)買ってくれているお客さん、家族や応援してくれている人のために怖いとか言っていられないなという気持ちになる」と語った。
(AbemaTV/BOATRACEチャンネルより)