12日、地元福岡県の国政報告会に出席した麻生副総理がラグビー日本代表について「いろいろな国の選手がいて、結果的にワンチームで日本がまとまった」と活躍を称賛したうえで「2000年の長きにわたって一つの国で、一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族で」などと発言した。
しかし翌日、麻生太郎副総理は「日本は一つの民族」発言を撤回。これは政府が昨年5月にアイヌ民族を「先住民族」と明記した法律を施行しており、麻生副総理の発言が政府方針と矛盾していると指摘を受けてのことだった。
発言撤回の会見の際に「政府の方針を否定するつもりは全くありません。その意味では誤解が生じるというような発言になったというのであれば、これは言い方に気をつけなければいけない」と話した麻生副総理だが、この言い回しに苦言を呈したのが、元セクシー女優で元日経新聞記者でもある作家の鈴木涼美氏だ。
「誤解を与えたのであれば謝りますという言い回しは政治家のテンプレートではあるが、すごい腹が立つ。誤解をするのはこっち。つまり自分に非はないけど、あなた方の理解力が足りなくて誤解をしたのであれば、あなた方の理解力に合わせた表現をしてあげられなくてごめんねということであって、自身の発言内容について反省を感じさせるものでは全くない」
そのように麻生副総理の撤回発言に不快感を露わにした鈴木氏は「ここまで問題発言をすると趣味みたいになってきて気にはならないが、『誤解を与えたならば』はすごい思い上がった、何一つ反省していない、こっちに責任を擦り付ける嫌な会見だ」と収まりがつかない様子で続けた。(AbemaTV/『Abema的ニュースショー』)
【映像】元セクシー女優の作家、麻生副総理に不快感
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