身近な人を褒めて感謝の気持ちを伝える「一日ひと褒め条例」(兵庫県多可町)や、“褒め力”を競うカードゲーム「ほめじょーず」、あるいは少子化で車離れが進む中、“褒める”指導で卒業生が7.5倍増、事故率が52%減少した「ほめちぎる教習所」など、日本全国で褒めることが注目を集めている。
 厚生労働省の「体罰等によらない子育てのために」でも、「子どもが良いことをしたら、すぐ褒めることが自信につながります」「結果だけでなく、頑張りを認めましょう」と推奨されており、親たちからも「本とか雑誌とかを見ると褒めてる方がいいよって書いてある」(40代女性)、「怒ってばかりだと本人が委縮しちゃうところがある。褒めて、本人が何をしたいのかちゃんと聞いてあげるようにしている」(30代男性)、「褒めて褒めて褒めちぎる子育てしている。怒るのも疲れる。褒めるって意識を変えるだけでも親としても楽」(30代男性)との声が上がる。