止まることのないコロナウイルスの猛威。感染とともに増えているのが、不確かな情報、フェイク情報だ。現状について、WHOも「パンデミック」ならぬ「インフォデミック」、つまり根拠なき情報に人々が振り回されているとして注意喚起。サイトを立ち上げ、1問1答を掲載。うがい薬やごま油などが予防に有効との説を否定するなど、正しい情報の発信に努めている。
日本では4日、徳島市の医師がFacebookに「徳島コロナ上陸しました」「犯人は中国人夫婦だそうで」「ばらまかれてます」などと投稿。これに対し、徳島県の担当者が「罹患者はいない、誤情報は拡散しないで欲しい」と注意喚起するという問題も起きている。また、加藤勝信厚生労働大臣は、今後の状況を見極めた上で、エボラ出血熱、ペスト、クリミア・コンゴ出血熱などが含まれる「一類感染症」相当への指定も視野に検討を進める考えを示している。