新型コロナウィルスの感染が拡大する中国。一方、内モンゴル自治区の村で撮影された、ドローンが人々に屋内に入るよう警告している映像が話題を呼ぶなど、同国のIT技術が著しい進化を遂げている様子も見え隠れしている。
振り返ってみれば、1999年創業のEC最大手アリババが急成長したきっかけは、2003年に猛威を振るったSARSだった。人から人への感染が確認され、外出への危機意識が高まったことで、同社の利用者が急増加したのだ。今回もIT各社がリモートワークのためのビデオ会議システムを無償提供、今月3日にはアリババ傘下の「ディントーク」の利用者が約2億人/日に達している。