新型コロナウイルスによる“委縮ムード”が世界で広がっている。上海では4月に予定されていたF1グランプリが開催延期され、スペインでは毎年10万人以上が訪れる世界最大の携帯電話見本市MWCが中止に追い込まれた。
一方、中国専門家チームのトップ・鍾南山氏は「新型コロナウイルスの流行は今月ピークを迎え、4月頃に終息する可能性がある」「国内一部地域ではすでに状況が改善して新たな感染件数が減少している」との見方を示している。ただ、SARSや新型インフルエンザなどのケースを考えると、事態の沈静化はそれほど簡単ではないとの意見もある。