NHKが20日、来月から実験的にスタートさせる番組の同時配信サービス「NHKプラス」のアプリを公開した。
メディア向けの説明・体験会に出席していたテレビ朝日政治部の小野孝記者は「視聴者から見たら、もうテレビの画面もスマホの画面も同じだ。報道陣の関心も非常に高く、デモ用に配られた端末を“リモコンの中にテレビがあるようだ”と喜んで積極的にいじっていた。それほど驚くこともなく、自然な感じでサクサクいじっていた」と話す。
ただ、『AbemaPrime』の司会進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーが「それはAbemaをいつも使っているから(笑)」と指摘する通り、そのユーザーインターフェースがAbemaTVに似ているのでは?との声も上がっている。しかしジャーナリストの佐々木俊尚氏に「ネット業界では“インスパイア”という(笑)。スマホだってiPhone以降はほとんど同じUIだ」、慶應義塾大学の若新雄純特任准教授にも「優れたものについては良い意味でパクり合っていくのがITの分野」と突っ込まれると、「光栄です」と笑っていた。
小野記者は「字幕が出る場所を画面の枠外に出せるという機能もあり、使い勝手は良かった。ただ、雑談レベルで技術者に聞いてみたら、“アベマさんも含めて研究させていただきました”と言っていたので、明らかに意識していると思う」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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