＜奈良競輪場：春日賞争覇戦＞◇G3◇12R S級初特選◇27日
今月11日に開催された「G1全日本選抜競輪」決勝で落車した影響で、優勝候補の筆頭だった松浦悠士（広島）が欠場。混戦が予想された初日特選で人気を集めたのは、SS級の平原康多（埼玉）と村上博幸（京都）の2人。
終盤、吉田拓矢（茨城）とラインがちぎれてしまい、最後方でチャンスを伺っていた平原康多（埼玉）が一気に仕掛けると、自ら捲りきり先頭へ。後続と4車身の差をつけ、ぶっちぎりでゴールラインを駆け抜けた。
人気の平原が勝利したものの、3着には人気薄になっていた坂口晃輔（三重）が入ったこともあり万車券に。2連単は7番人気の5-2。1810円。3連単は67番人気の5-2-8。2万750円となった。
結果的に単騎状態となったにも関わらず、初日特選を制した平原は、「勝負どころで松谷（秀幸）にしゃくられて最後方になってしまったけど、行けるところまで行こうと。途中から良い感じに加速したので、何とかなるかなと思いました。前回から状態は悪くないと思うので、あとは気持ちの問題だと思います」。この日から無観客での開催になったが「選手としてやることは一緒。気合いを入れて走るだけです。（奈良は久しぶりだが）昨日の前検日から気持ちよく走れました。良い走りができるように頑張ります」とモニターの向こう側で応援するファンたちの期待に応え、決勝進出を目指す。
（AbemaTV／競輪チャンネルより）
