覚せい剤を所持し、使用したなどの罪に問われていた田代まさし被告(63)に対し、仙台地裁は4日、懲役2年6カ月、このうち6カ月について2年間執行を猶予して保護観察を付ける有罪判決を言い渡した。そして同日、2018年4月に自宅マンションで覚せい剤を所持していたなどとして逮捕された歌手の槇原敬之容疑者が勾留期限を迎え、起訴された。
 2人はいずれも再犯。近年、薬物をめぐって相次ぐ有名人の逮捕に、「日本は違法薬物に対する罪が軽すぎる」「牢屋にぶち込んでもヤク中は克服できない」「厳罰化を訴えている人は冷静になって。タバコ依存者も刑務所で解決するのか」「新しい薬物依存者を増やさないことが重要。それには厳罰化が必要」等、厳罰化を求める厳しい意見は根強い。