感染拡大の一途をたどる新型コロナウイルス。感染者数が5000人を突破した韓国で、拡散の要因の一つとみられているのが新興宗教「新天地イエス教会」の信者の間での集団感染だ。事態が明らかになった後も、団体が信者の名前を公表しなかったため感染拡大に拍車をかけたと非難殺到し、教祖のイ・マンヒ氏がメディアの前での土下座謝罪に追い込まれた。
無宗教者も多い現代。「葬式などを除き、日常から信仰している宗教は?」というアンケートでは、「ない」と答えた人が62%、「仏教」31%、「神道」3%、「キリスト教」1%、「無回答」2%、「その他」1%となっている(出典:国際比較調査グループ)となっているとおり、新興宗教の信者数も年々減少しているという。