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 外国語や方言に対応した「ラジオ体操」の新バージョンが誕生した。

 東急建設が制作した新バージョンのラジオ体操は多様性をキーワードに、「ラジオ体操 第バ(“第1”と“ダイバーシティ(多様性)”がかかっている)」と名付けられている。

 制作された背景には、外国人労働者の増加や、高齢者と経験の浅い若手などが混在するなど、昨今の建設現場の多様化があり、コミュニケーション不全が労働災害の要因になる可能性もあるため、お互いが声を掛け合いやすい雰囲気をつくる意図があるという。

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 英語や中国語(簡体字・広東語)など海外6カ国語(7種類)と、標準語や大阪弁など国内の7つの方言バージョンが用意されており、動画を見たコメンテーターで牧師のアーサー・ホーランド氏は「すごい親しみ持っちゃうね。笑いながらできて免疫力が上がりそう」と高評価。

 自身の出身地である名古屋弁バージョンについて、キャスターを務めるフリーアナウンサーの柴田阿弥は「『ひりゃーてとじゃー(開いて閉じて)』なんて絶対言わないけど、昨日祖母に電話したときに『よお手を洗わないけんよ』って言ってたので、『よお曲げ伸ばさなあかんよ』とかは忠実に再現していると思う」と再現度に太鼓判を押した。

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 東急建設の広報担当者は制作に至った経緯を「『ラジオ体操第バ』は昨年11月に60周年を迎えた会社の記念企画のひとつです。また、今月は建設業の『労働災害防止強調月間』のため、このタイミングで公開しました。建設業界では内勤者も含め、会社全体で毎朝ラジオ体操を行う習慣があり、外国語は実際に現場にいるスタッフの国を選定しました」と話している。

 また、方言バージョンについては「スタッフの世代間ギャップもある中で、お互いの出身地は共通の話題になり、少しでも気軽に声を掛け合えるきっかけになり、コミュニケーションが活性化することで建設業の労働災害撲滅に少しでもつながればと願っています」とコメントした。

(AbemaTV/「けやきヒルズ」より)

▶【動画】外国語や方言対応のラジオ体操新バージョン

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