いつもなら大歓声の好取組　御嶽海、炎鵬との人気力士対決に完勝　対策ばっちり

＜大相撲大阪場所＞◇初日◇8日◇エディオンアリーナ大阪

　前頭三枚目・御嶽海（出羽海）が、前頭四枚目・炎鵬（宮城野）に押し倒しで下し、初日白星でスタートを切った。

　御嶽海、炎鵬ともに角界の中でも指折りの人気力士。通常の場所であれば、初日から大歓声を受ける一番だったが、今場所は新型コロナウイルスの拡散防止のため、無観客での開催に。静まる館内の中で、初顔合わせとなった両者は仕切りから火花を散らした。

　立ち合いから低く潜り込もうとする炎鵬に対して、御嶽海は落ち着いてさらに下から攻め上げ、小兵の身体を起こすことに成功。休まず突き押しを繰り返し、動きの素早い炎鵬を土俵際で押し倒した。

　AbemaTVで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上は「炎鵬の弱点なんですよね。押し相撲に弱い。御嶽海は差させなくて落ち着いている。下から起こして、土俵から出す。炎鵬は初日からこの相撲を取られるのはきつい」と、小兵・炎鵬の対策が幕内力士内でも進んでいるのでは、と指摘していた。

（AbemaTV／大相撲チャンネルより）

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