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 『ハリー・ポッター』『ミニオンズ』といった映画に加え、『進撃の巨人』などのアニメともコラボするなど、常に新しい体験を提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)。東京オリンピック・パラリンピックを前に、過去最大となる約600億円を投じ、任天堂をテーマにした「SUPER NINTENDO WORLD」を新設する。

アプリ連動、AR・VRも遊園地&テーマパークが取り組む次世代の楽しみ方
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 ニューヨークで開催されたイベントでは、スーパーマリオに登場するハテナブロックが街中に登場。スマホと連動させる事で、ゲームさながらにコイン集めすることができるアトラクションで、ファミコンの世界に飛び込んだ米国人のファンたちは大興奮の様子を見せていた。

 これまでに訪れた遊園地は全国150カ所を超えるという“テーマパーク・遊園地オタク”の中野キュー氏は「いつ行っても新しいことをやっているのがUSJ。若者を行く気にさせるコンテンツを導入するのがうまい」と話す。

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 テーマパーク研究者の中島恵氏は「ユニバーサルスタジオのテーマは、“パワー・オブ・ハリウッド”。権力やパワーだ。大阪でも最初はそれがテーマだったが、アメリカ人には受けても日本ではそうでもなかった。そこでテーマを“ファミリー・エンターテインメント”に変え、家族連れが楽しめるようにユニバーサル・ワンダーランドというエリアを作りキティちゃんなどを導入した。そして今度はゲームを取り入れたということだろう。スマートフォンアプリと連動するというのは、テーマパーク業界で初めての動きだと思う。ディズニーランドのようなメルヘンな世界観が好きな女性からはそんなに受けないと思うが、新しい顧客としてゲームファンを取り込めると思う」と話す。

 今回のUSJのように、各地のテーマパークがテクノロジーを積極的に導入するようになっている。ハウステンボス(長崎県佐世保市)では“光のファンタジアシティ”をテーマに、デジタル×音響を取り入れた「花と光」「自然と科学の融合」をテーマとしたエリアを20日にオープンさせる予定だ。また、よみうりランド(東京都稲城市)は今春、水の世界に入り込むことのできる演出など、異次元の体感ができる“アート水族館”を今春オープンさせる。「ハウステンボスは昨年、アスレチックとデジタルが融合、体を動かしてゲームに入るような“YOKERO”というアトラクションがあり、今度は1月にクローズしたお化け屋敷のエリアをリニューアルする」(中野氏)。

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 また、ARの砂遊び、デジタル落書き、デジタル紙相撲などからなる室内型の“リトルプラネット”は最新のデジタル技術を駆使したファミリー向けテーマパークだ。仮想空間テーマパーク“オルタランド”では、VRの中のテーマパークがコンセプトのため、VRヘッドセットを装着したまま多種多様なアトラクションを楽しむことができる。「リトルプラネットはショッピングセンターの中にテナントとして出店することが可能で、チェーン展開している。オルタランドはあまり資金がなくても、アイデアがあって、映像などを作る技術がある人であれば出店が可能だ」(中島氏)、「VRの場合、乗り物は仮想現実の中にあるので、限られたスタッフで運営できるができるし、映像の中で混んでいるなと思ったら予約をして他に行くということができるなど、待ち時間も必要がない。かなり合理的だと思った」(中野氏)。

 これからのテーマパークについて中島氏は「何か一つの好きなものに集中する人々や外国人を集客することが同時に必要になる」、中野氏は「としまえんが閉園するかもしれないと報じられているが、古き良き文化も残していかなければいけないと思う。その上で、技術的な部分で新しいものが出てきたらどんどん取り入れるような場所であってほしい」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

▶映像:"USJ×マリオ"スマホと連動でゲームの世界に!? 未来の遊園地を予想

"USJ×マリオ"スマホと連動でゲームの世界に!? 未来の遊園地を予想
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