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 伝説の王子の座を巡る聖戦が描かれた映画『PRINCE OF LEGEND』からおよそ1年、王子との真っ向勝負に挑む貴族との物語『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』が、3月13日(金)より全国公開される。主演はEXILEのメンバー、GENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダーとして知られ、近年は俳優としても多くの作品に出演する白濱亜嵐が務めた。

 夜の世界の中心・ナイトリングのNo.1ホストクラブ「クラブ・テキサス」の代表となった安藤シンタロウ、改め「ドリー」(白濱)は、「三代目伝説の王子」の朱雀奏(片寄涼太)が通う聖ブリリアント学園の存在を知る。シンタロウは、すべての人が笑って暮らせる高貴な世界を作ることを決意し、伝説の座を巡り、奏とバトルを繰り広げることになる。

 Abema TIMESでは、本作に出演している3組にスポットを当て、インタビューを実施。第一弾では、映画の公開に先駆けて放送されたドラマ『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』から物語を引っ張った白濱が登場。片寄とのエピソードはもちろん、後輩の川村壱馬吉野北人や、自身の「同志」と語る鈴木伸之町田啓太への高まる思いまで、単独インタビューで聞いた。

ドラマ&映画の共演者とは「家に泊まりにくる仲」に

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――映画『貴族降臨』に先駆けて放送されたドラマ『貴族誕生』のオンエア中、周りの皆さんからリアクションはありましたか?

白濱: 結構いただきました!EXILEの(黒木)啓司さんからは、「観てるよ、潔くておもろいわ~!」と言ってもらえました。(佐藤)大樹も全部観てくれていて、ずっと、「亜嵐くんかっこいいです!かっこいいです!」って。うれしい限りなんですけど、大樹はいつも褒めてくれるので、もう僕はあてにしていないです(笑)。

――白濱さんはドラマでは全日土木として、映画ではドリーとしてキャラクターの両面を演じていました。それぞれの面白さを感じていたんですか?

白濱: そうですね。同じ人物ですけど、僕は二役やるぐらいのつもりで演じ分けはしていました。順番としては、先に『貴族降臨』を撮って、1年後に『貴族誕生』を撮影したんです。実は、映画を撮っていたときは、自分がまだ土木作業員だってことを知らなくて(笑)。蓋を開けてみたら土木作業員だったので、「とんでもねえな!」と思いながら(笑)。

――だからこそ出たギャップもあると言いますか。

白濱: 「ドリーとのギャップを作らないと」と思って、シンタロウはよりナチュラル目にやっていました。シンタロウはまっすぐで熱血で、そこに人情味や温かみを出したくて。周りのキャストさんがシンタロウを立ててくれましたし、ドリーも同じで、皆さんにすごく助けてもらいました。

――チーム感がよく出ていましたよね。

白濱: 映画の貴族チームとドラマの土木チームは、ほとんど絡んでいないんですけど、それぞれ出ていたらうれしいです。ドラマに出ているクラブ・サンマルチノのふたりとは、すごくお芝居もしやすかったんです。(前田)公輝くんは面識もありましたし、板垣瑞生とも仲良くなって、この作品を機に結構連絡も取ったりするようになって。あと、中島健くん、廣瀬智紀くんは映画もドラマも出ているので、信頼関係もあって、ふたりがいてくれたおかげで安心できました。それに、健くんはプライベートでも仲良くなったので、夜遅くて次の朝早い日は、僕の家に泊まって行っていましたし。

――白濱さんは家に人が来ることについて、ウェルカムなタイプ?

白濱: 全然大丈夫です!『PRINCE OF LEGEND』の打ち上げのときは、エンドロールの後に出ているからという理由で、なぜか僕も行ったんですよ。すごく盛り上がって、「よーし、うち行くか!」と10人ぐらいでうちに来て、大パーティーをしましたしね(笑)。RAMPAGEの後輩もほとんど来たことがありますし、塩野(瑛久)くんも来ましたよ。

片寄涼太とのエピソード&肉体美の秘訣を明かす

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――普段、GENERATIONSでご一緒している片寄さんとは、劇中バチバチの関係性です。やりやすい・やりにくい感覚はありましたか?

白濱: やりやすくも、やりづらくもなく、不思議な感じでした。お互い、ここまでぶっ飛んだキャラクターだからか、意外と恥ずかしくなくて。もしかして、もっと普通の役…例えば兄弟役とかだったら恥ずかしいかもしれないですけど、貴族と王子って…ちょっと特殊じゃないですか(笑)?だからこそ、全然照れてはいなかったです。

――フェンシングのシーンではいろいろ話し合ったりも?

白濱: 「こうしたほうがいい、ああしたほうがいい」というのは、ふたりで話していました。カメラに映ったときの形やキレイに見える方法をみんなで考えながら、涼太ともカメラさん、監督とも話し合いながら作っていました。

――あらゆるシーンにおいて、白濱さんの肉体美にも注目が集まっています。撮影が続く中、維持するのは大変ではなかったですか?

白濱: スケジュール的には、撮影が終わって、そのまま夜中にジムに行って、2時間寝て、次の日の現場に行く、とか…ざらにやっていましたね。僕、そういうのをあまり大変って思わなくて、どちらかと言うとジムに行けないほうがつらいな、みたいなモードでした。家に帰って寝るだけになると、自分の時間がなくて、それこそストレスになるんですよ。夜ふかしをしてでも自分の自由時間、テレビや映画を観たりする時間も、忙しくてもなるべく取るようにしています。…でも、よっぽど疲れたときは寝ます!

後輩の川村壱馬&吉野北人、そして鈴木伸之&町田啓太への思いとは

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――本作では真ん中に立っているわけですが、改めて、場を統率するため、士気を高めるため、意識してやられていたことはありましたか?

白濱: 雰囲気作りとかは心がけました。現場を盛り上げることは、主演のときは特に意識しています。お昼ごはんを食べる機会があったら、キャストさんも、なるべくスタッフさんにもお声がけをして、コミュニケーションを取るようにしています。あくまで、1チームだと思っているので。

ごはんで言えば、あの恰好のままみんなでハンバーグ屋に行ったことも(笑)。撮影所の近くにハンバーグ屋があって、1回だけ、みんなが撮影してる間に、ひとりでこっそり行ったんです。勝矢さんにばれて、「ドリー様が、ひとりでハンバーグ屋行ったらしいぞ!」と言い出して、ちょっとスネられたので(笑)、「今度みんなで行きましょう」と行きました。昼休憩の短い間でしたけど、いい思い出です。

――以前、『ひるなかの流星』で取材した際には、「自分のことでいっぱいいっぱい」で、三浦翔平さんの姿を見て「話すことによって、もっとクリエイティブなことができるんですよね」とお話されていました。ここ数年ですごく変化があったようにお見受けしますが、ご自身はいかがですか?

白濱: …かもしれないですね。僕、成長しました(笑)!当時はたぶん、そこまで現場に出ているわけでもなかったので、必死な感じはあったんです。今は、逆に余裕ができてきたというか、自信もつきましたし、やっぱり周りに俳優さんがいっぱいいるので、その人たちと、どうやって面白いシーンにしていこうかな、みたいことばかりを考えるようになりましたね。この作品でも、「ここでこうするから」と、みんなですごく話していました。それぞれがアイデアを持ってくるので、面白くディスカッションして、僕たちで料理した形を監督に見せて…それを監督がノリノリで撮って、さらに味付けしてくれる、みたいな感じでしたね。

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――白濱さんにとって後輩にあたるTHE RAMPAGEの皆さんも活躍しています。彼らとお芝居で接して、一緒の時間を過ごして思うことはありましたか?

白濱: とにかく…可愛げがあっていいな、いいな…って思いました。だいぶ年下ですからね。

――3~4歳くらい下だと「だいぶ」という感覚です?

白濱: 僕の中で年下は(佐野)玲於とか(小森)隼とかなので、それよりも下になると、結構年下だなと思うんですよね。…初々しいなって!それこそ僕は15歳からLDHにいるので、下から育っていく大変さだったり、年々変わっていく環境の苦労もわかるんです。昔のほうが「まだここは楽だったな」とかもありますし、逆に「昔のほうが大変だったな」というところもあるので、見ていると「頑張ってんな!」と思うんですよ。

――おっしゃった「可愛げ」とは、どこで感じるんですか?

白濱: 北ちゃん(吉野北人)は、可愛げがある感じが、もう画に出ていると思うんです。お芝居の中でも、初々しさ、今しか出せないものが存分にスクリーンを通して見えるので、そこがすごくいいと思います。プライベートで言えば、(川村)壱馬は、普段、結構静かなタイプなんです。だけど、お酒の席とかだと、「お疲れ様です」と言いながらお酒を持ってきてくれて、そのときの顔が、めちゃくちゃかわいい!

――今、にっこりと真似してくださいましたね(笑)。

白濱: 本当にもう、にっこりしているんですよ! 普段あんなにクールなタイプなのに、「こんなにこやかに挨拶してくれるんだ!」と思うと、親心みたいなものが芽生えます(笑)。

――反対に、同世代に近い鈴木伸之さんや町田啓太さん、劇団EXILEチームとのお芝居はいかがでしたか?白濱さん、出発点は劇団EXILEですよね。

白濱: そうなんですよ。仲良しです!まっちーはもともとGENERATIONSで一緒でしたし、一番共演歴が多いのは伸だから、「どう、元気?」みたいな感じの話とかもします。まっちーも写真集を出したとき、連絡をくれたりしましたし。僕にとって、ふたりはすごく同志だと思っているので、活躍は気になります。いつか、ふたりが映画やドラマの主演をしたりして、GENERATIONSが主題歌になれたら…、そんなうれしいことはないですね。やってきた意味があるなって、すごく思います。

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『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』

3月13日(金)より全国公開。
公式サイト:http://prince-of-legend.jp/

取材・文:赤山恭子
写真:You Ishii

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