
人気シリーズのスピンオフ作品にして、アニメ第3期も好調な「とある科学の超電磁砲」。超能力者(レベル5)の御坂美琴を描かれるストーリーには、幅広い層のファンがついている。アイドルグループ=LOVE(イコールラブ)のメンバーで、多数のアニメをチェックしている野口衣織も、ファンの一人。第3期で新たに気付いた魅力などを聞いた。
▶︎本編:【まとめてイッキ見】アニメ「とある科学の超電磁砲T」エピソード一覧
-アニメ3期「とある科学の超電磁砲T」もまもなく第8話を迎えます。ここまでで印象深いシーンはどこでしたか。
野口 今回、美琴と(白井)黒子の関わりが、歪むシーンがあるんですよね。黒子はあんなに美琴を大好き!大好き!って言っていたのに、その関係が崩れるシーン。あんなに一瞬で関係が崩れちゃうもんだなと思って。それでもなんか、美琴さんを見るとドキドキしちゃうと言っていたし。そんな黒子も愛おしくて。私の好きな「超電磁砲」がここにある!と思って、キュンキュンしていました。
-今回のOP曲はfripSideの「final phase」です。
野口 めっちゃ好きです!「sister's noise」(「とある科学の超電磁砲S」のOP曲)がすごく好きだったですし。ナンジョルノ(南條愛乃)さんがすごく好きなんですよ。だから、今回もOP曲が南條さんで「わーっ、待ってました!」て感じでした。
-気になるキャラクターはいましたか。
野口 南條さんが声をあてている泡浮(万彬)さんと湾内絹保さん。その2人は怒ったことがなくて。闘争をしているところを見て、これはゲームだけど、そういう気持ちになれない私たちって何か足りないのかもしれないって2人が話しているのを見て、すごくお嬢様として育ってきたけど、そういう気持ちになれるってすごいなと思いました。
今回、初めて湾内さんが怒るシーンがあるんですよ。馬場芳郎さんをビンタするんです。でも、初めて怒っちゃったっていうセリフはなかったんですよ。「怒っちゃった」っていうセリフがあるかなと期待もしていたんですけど、それがなかったっていうことは、怒ったつもりがないというか、お母さん的な優しい怒り方だったんですよ。だからこの人は普通に怒ったり、嫌だと思ってしているのではなくて、親切心というか、心がきれいな人なんだなというのが、そのシーンですごく伝わって。一気に湾内さんの好感度がガッと上がりました。
-各キャラクターの個性が際立つのも「超電磁砲」の魅力でしょうか。
野口 もちろん美琴っていう主人公がいて、仲間たちがいて、いろんなキャラクターがいるけど、1つのお話で、いろんなキャラクターのよさとか、敵の悪いところとか、存分にガッと引き出しているところがすごく好きです。美琴が、敵を最後まで倒さなくて「あなたが手を引くなら、ここでやめてあげる」みたいなこと言って。イケメーン!って感じじゃないですか(笑)。絶対女の子にモテるタイプの女の子ですよね。曲がっていない、真っすぐなところもすごくかっこよくて。結局、美琴が一番だなと思って、ずっとキュンキュンしていました(笑)。
-時に無茶もしますが、芯の強さを感じるキャラクターですね。
野口 美琴は一緒にいて安心感がすごいと思うんですよ。風紀委員(ジャッジメント)の2人の話を聞かないで、自分でバーって行って、暴れちゃうこともあるけど、美琴の中の正義感で動いていることで、悪いことじゃない。ちゃんと貫き通しているのがかっこいいなと思うし、こういう人と友達になれたら、自分の世界観も広がるし、幸せになれる。彼氏にほしいなと思います(笑)。
-ご自身が「超電磁砲」の世界にいたら、どのあたりのポジションになりますか。
野口 えー!?個人的には、美琴とか、そういう最強系のキャラになれるもの憧れるんですが、本当にこの世界に自分がいたとしたら、たぶん戦いたくないんですよね、怖いから(笑)負けたくないから。私だったら、佐天涙子さん。巻き込まれ気味ではあるけど、能力を持ってない分、何かあった時に戦わないといけない気持ちはないから、ちょっと落ち着けるのかなと。完全に守りで固めちゃってるんですけど(笑)。安全に暮らしたいんですよ。平和が一番!現実世界にいるから美琴とかに憧れるけど、あちらの世界に行ったら、静かに暮らしたいですね。
-最後に今後の「超電磁砲T」に期待するところをお願いします。
野口 アクセラレータが好きなんです。今回のアニメの時に、序盤で一瞬出たんですよ。一瞬で相手をボコボコにして終わっちゃって。もう少しアクセラレータに会いたい!大好きな美琴と、大好きなアクセラレータ。犬猿の仲だと思いますけど、一緒に見ることができたらなって思っています。
(C)2018 鎌池和馬/冬川基/KADOKAWA/PROJECT-RAILGUN T