将棋の藤井聡太七段(17)が3月16日、王座戦二次予選で阿部隆八段(52)に100手で勝利し、今期の王座戦初戦を白星で飾った。次局は二次予選の決勝で谷川浩司九段(57)と大橋貴洸六段(27)の勝者と対戦する。
永瀬拓矢王座(叡王、27)への挑戦には6連勝が必要な藤井七段だが、本局ではベテラン阿部八段に対して、少しずつリードを奪っていた。一時は形勢を戻される局面もあったが、そこから立て直すと最後は危なげなく勝ち切った。「バランスを取るのが難しい将棋でした。まずは決勝トーナメントに進めるように頑張りたいと思います」とコメントした。
これで藤井七段の2019年度の成績は、公表されているもので47勝12敗、勝率.797に。勝率1位を独走中だが、次局に勝利すれば3年連続となる勝率8割に復帰する。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)